仕組債のデメリット

仕組債のデメリット

仕組債には特有のリスクであります。リスクをよく理解したうえで購入することが大切です。
仕組債に限らず、一般的な債券には主に以下の4つのリスクがあると言われています。

1.信用リスク
 債券の元本や利息の支払いが滞ったり、支払い不能が生じるリスクをいいます。

2.価格変動リスク
 満期前に途中換金する場合は、市場価格(時価)での売却になります。そのため、購入価格を上回ることもあれば、下回ることもあります。

3.為替変動リスク
 外貨建て債券など、外国の通貨で利息や償還金が支払われる場合、それぞれの受取り時点における為替水準によって、円での受取り金額が変わります。
円安になった場合、円での受取り金額は増え、為替差益を得ることができますが、円高になった場合、円での受取り金額は減り、為替差損を被ることになります。

4.流動性リスク
 債券を満期前に売却して現金に換えたくても、当然ながら「その債券を買いたい!」と思っている人が少なければ売ることができない。売却したいときに希望した価格で売れないかもしれないリスクをいいます。

 

これらに加えて、仕組債特有のリスクの代表的なものとしては、「早期償還リスク」「ノックインリスク」の2つがあると言われています。

 

早期償還リスクとは

EB債にせよ日経平均リンク債にせよ、「早期償還条項(※3)」が定められている場合がある。早期償還条項があると、条件を満たした場合、満期償還日を待たずに仕組債が償還されることになります。
例えば、日経平均リンク債で、日経平均株価が一定水準以上になると、仕組債が早期償還されることが早期償還条項で定められていたとします。通常、早期償還されれば、早期償還までの期間は高い利率で利子を受け取れるうえ、仕組債の額面金額を償還金として受け取れます。
その時点で利益が確定し、損失が出る可能性を回避できるのはメリットです。一方で、別の見方をすれば、早期償還されてしまうことで、期待していたほどの運用益が得られない可能性もあります。
例えば、利率が変動するタイプの日経平均リンク債を購入していたとして、日経平均株価が上昇し、高い利率が適用され始めます。受け取れる利子が増え始めたと思っていたら、早期償還条項を上回り、早々に仕組債そのものが償還されてしまった、といったことが起こり得ます。
損失が出るわけではないが、早期償還リスクについてよく理解し、仕組債の購入前には早期償還条項をよく確認するようにしておくべきでしょう。

※3 投資信託や債券などに付与されることがある特約事項の一つです。償還日(償還期限)の前に当該投資信託や債券などを繰上償還するための条件や決まりなどが定められています。

 

ノックインリスクとは

ノックインとは、あらかじめ定められた株価水準等を下回ることを言います。
ノックインが発生すると、償還日を迎えた時に額面の満額が償還されず、損失が発生してしまうリスクがあります。
ノックインが発生したとしても、必ず償還金が額面の100%を下回るわけではありません。ノックインが発生したあと、最終評価日における株価が当初株価以上になっていれば、100%の償還金を受け取れます。一方、ノックインが発生したあとも株価が伸び悩み、当初株価を下回れば、100%未満で償還されることになるのが一般的です。
EB債にせよ日経平均リンク債にせよ、仕組債を購入するときは、参照指数が何で、ノックインが起こる「ノックイン判定水準」は何かを明記した「ノックイン事由」はしっかりチェックしておく必要があります。

 

 

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