アイピーアールベンチャーキャピタル㈱に対する行政処分について

令和6年4月10日
引用元:関東財務局

 

1.アイピーアールベンチャーキャピタル株式会社(東京都千代田区、法人番号5010001079334、適格機関投資家等特例業務届出者。金融商品取引業の登録はない。以下「当社」という。)について、以下の問題が認められた。

 

業務改善命令に違反している状況
 当社は、金融商品取引法の一部を改正する法律(平成27年法律第32号。以下「平成27年改正法」という。)附則第2条第2項の規定により特例業務届出者とみなして適用される金融商品取引法(昭和23年法律第25号。以下「金商法」という。)第63条の4第2項の規定に基づき、事業年度ごとに事業報告書を作成し、毎事業年度経過後3ヶ月以内に関東財務局に提出しなければならないにもかかわらず、期限までに事業報告書を提出しておらず、同項に違反する事実が認められた。

 そのため、関東財務局は、当社に対し、金商法第63条の5第1項の規定に基づき、令和5年1月17日付で業務改善命令(以下「本件業務改善命令」という。)を発出し、直ちに事業報告書を提出すること、同年同月31日までに再発防止策等の改善策を実施し、関東財務局へ報告することを命じた。

 しかしながら、当社は、現時点においても事業報告書を提出しておらず、本件業務改善命令に違反している。

 

2.このため、本日、当社に対し、下記1.については金商法第63条の5第3項の規定に基づき、下記2.については同条第1項の規定に基づき、以下の行政処分を行った。

 

 

1.業務廃止命令
旧法適格機関投資家等特例投資運用業務(平成27年改正法附則第2条第1項に規定する「旧法適格機関投資家等特例投資運用業務」をいう。)を廃止すること。

 

2.業務改善命令

(1) 旧法適格機関投資家等特例投資運用業務に関して関与した全てのファンドについて、ファンド持分を取得した全ての出資者に対し、行政処分の事実及び理由について速やかに説明を行うこと。
(2) ファンド財産の運用・管理の状況を把握し、ファンド出資者に対し、ファンド財産の運用・管理の状況その他必要な事項の説明を速やかに行うこと。
(3) ファンド出資者の意向を踏まえ、ファンド財産の返還等に関する方針を速やかに策定し、実施すること。
(4) 上記(1)から(3)までの対応、実施にあたっては、ファンドの出資者間の公平に配慮しつつ、ファンド財産の管理を徹底するなど出資者保護に万全の措置を講ずること。
(5) 上記(1)から(4)までの対応・実施状況について、完了までの間(改善策が策定・実施され次第随時)書面により報告すること。

 

 

 

該当する方は早めに専門家へ相談してください。
専門でないと、
「あきらめなさい」
「どうせ取り返せない」などと言われます。

 

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