排出権、CO2、フリッチクエスト、スカイプレミアム、VISION、ビジョン

時事ドットコム

2016/02/17-12:39配信

元本保証と高利回りをうたってファンドへの出資を募ったとして、警視庁生活経済課などは１７日、出資法違反容疑で住所不定、元投資会社社長勝部容疑者（４７）ら男女３人を逮捕した。同課は、３人が２０１１年６月からの４年余りで２３都道府県の約４４０人から約２０億２０００万円を集めていたとみて捜査している。
　他に逮捕されたのは、投資会社の元副社長石崎容疑者（５０）＝東京都稲城市＝と元秘書の北川容疑者（４１）＝豊島区＝。勝部、石崎両容疑者は「間違いない」と容疑を認めているという。
　同課によると、３人はマルチ商法の会員仲間で、１１年６月に英国領バージン諸島に投資会社を設立。他の会員や知人らに、同社のファンドへの出資を呼び掛けていた。実際には運用しておらず、預かった現金を他の出資者への支払いに充てる自転車操業だったとみられる。
　勝部容疑者らは「東大大学院修了」「有名銀行勤務」と経歴を偽り「伝説のトレーダー」と名乗っていた。また、フェラーリなど高級車５台を所有することで、出資者を信用させていたという。